【読書010】華胥の夢

華胥の幽夢(十二国記)」(小野不由美/講談社文庫)
 

十二国記シリーズの短編集。(参考:wiki十二国記」)
表題にもなっており、一国の存亡を描いた「華胥」の他、全5編が収録されています。

十二国記シリーズは、元々は山田章博さんの挿絵、表紙絵で講談社ホワイトハート文庫にて書かれていた作品で、その後、講談社文庫においても出版されたため、二冊表紙を掲載してます。

NHKにてアニメ化もされたこのシリーズですが、この短編集が一番好きかもしれません。
発売直後に購入し、今回は再読ですがやっぱりだいぶ好き。
表題作の他の4編は、どちらかというとシリーズを読んだ人には嬉しいサイドストーリー的位置づけですので、本編を読んでからの方が楽しめそう。

…と思って、最近近所に出来たブックオフで所持してなかった本編8冊買い占めてきました。一冊105円也。
月の影 影の海〈上〉」「月の影 影の海〈下〉
 

黄昏の岸 暁の天〈上〉」「黄昏の岸 暁の天〈下〉
 

風の海 迷宮の岸〈上〉」「風の海 迷宮の岸(下)
 

風の万里 黎明の空〈上〉」「風の万里 黎明の空(下)
 

もともと持ってたのは下記2冊。今週は読み直し週間ですがもうすぐ終わりそう。
東の海神 西の滄海」「図南の翼
 

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ちなみに。
ホワイトハート文庫は高校生くらいの少女向きファンタジー小説のレーベルなのですが、結構おもしろい小説があった気がしてなりません。集英社コバルト文庫よりも本格指向というか書き込んであるというか世界観がしっかりしているというか。
そのほとんどが借りて読んだものだから、タイトルも作者も思い出せないのが残念です。

しかし、あくまで、ティーンズハート文庫(講談社/中学生少女向けくらい)よりもちょっと対象年齢が上なだけの、少女向けライトノベル。買うのが恥ずかしい人がたくさんいたと思いますw私もちょっと恥ずかしいwww。
それでも、挿絵も美しい、ホワイトハート文庫版がお勧め。
講談社文庫の方がたぶん入手しやすいんですけどね。

最近、新作はあまり書かれていない小野不由美さんですが、本人完全リライトによるゴーストハントシリーズ(ピンクハート文庫)の新装版が出版されている模様。
ゴーストハントは知らない間に漫画化、アニメ化されたみたいですね。
ゴーストハントを初めて読んだ時、すでに対象年齢を大幅に超えていたので、いまいち楽しめなかったのですが、リライトされたなら新装版を読んでみたい気持ちもあります。

新しい本ではなく、昔読んでおもしろかった本や作者さんばかり追っているあたり、だめですね。
若さは振り向かない事らしいので、きっとそろそろ若くはなくなってきたのでしょう。
ためらわない愛を手に入れなきゃですね。