(読書記録)「絵のない絵本」

絵のない絵本」(アンデルセン/郁文堂)
むかーし実家に大判のハードカバーであった本。
この前実家に行ったら、ドイツ語訳付き新書サイズがあったので回収してきました。

「マッチ売りの少女」、「人魚姫」、「雪の女王」等々、童話で有名なアンデルセンですが、この作品は、比較的知名度が低いのかな。

月が世界中を巡る間に見聞きしたこと貧しい画家に語り、それを画家が書き留めたという設定で進みます。短編童話というより、童話詩というべきお話が全部で三十三夜という、千夜一夜物語的な構成になっています。

子供の頃読んだのは岩崎ちひろさんが挿絵を描いた、たぶんこのバージョン。

絵のない絵本(若い人の絵本)」(アンデルセン/童心社)
お話や小説じゃなくて絵本だから、どうしても自分が読んだのと同じ挿絵の本が欲しいと思ってしまいます。