【読書002】「ツタンカーメン 少年王の謎」

ツタンカーメン 少年王の謎」(河合望/集英社新書)

読書順としては、「鉄を生みだした帝国―ヒッタイト発掘」よりこちらのほうが先。

発掘の歴史的経緯から始まり、DNA鑑定などから各ミイラの血縁関係、家系図を明らかにしていく話へと続く。

ツタンカーメンの王墓が呪いのピラミッドと呼ばれるようになった経緯や、当時発掘に携わった人間の現在が書かれていて、ツタンカーメンの呪いがライバルによるネガティブキャンペーンであったことが記されている。
発掘されるのは人間だけど、発掘するのも人間だからなぁ。

そろそろ終わるけど、今、ツタンカーメン展が開催されている影響で、TV特番がよく放映されていた時期があるけど、本書の内容と特別大きな差異は無かった。
そういう意味では、本書の内容は最新の知見に近いのだと思う。

写真が掲載されていたけど、ネフェルティティは美人。
調べたらクレオパトラと並んでエジプト三大美人の1人らしい。
この前ネフェルティティとツタンカーメンのボールペン↓買ったんだけど、モデルとなった写真がどっちとも掲載されていて大満足。