【読書090】「NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2013年 12月号」

NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2013年 12月号

ロケットの制作では、基本的に溶接を使わない。(16ページ)
溶接に伴う品質のばらつきを防ぐためとあるが、それほどまでに気を使って製造されているのがロケットということか。

◼︎全長3万3000キロ 人類の旅路を歩く
16万年前、最古級のホモサピエンス(ヘルト人)の骨が出土したエチオピアのヘルト・ブーリから、現生人類の最終到達地点であるチリのティエラ・デル・フエゴまでを徒歩で移動する。実に3万3000キロ。期間にして7年を予定する壮大な旅路である。
2013年に始まった旅はようやくアフリカを抜け今はヨルダンのあたりだろうか。
39頁に地図が掲載されているが、改めて人類の歩んだ距離に感銘を受ける。
一体何回の連載になるだろうか。人類の拡散ルートをなぞるこの旅を、引き続き見守りたい。

◼︎復活するピューマ
横に楕円がかった丸い顔でどこかパンダのような愛嬌がある。
正直にいって、ピューマはほぼ滅びた生物という認識だった。本誌にも記載されているが、実際、2009年に北米東部亜種については米魚類種野生生物局が絶滅宣言を出している。
一方でどう地域では多数の目撃談が相次いでおり、餌となるその他生物の増加と管理体制強化によって、生息数及び生息域は確実に拡大しているようだ。
拡大に伴って新たな問題も持ち上がっている。必ず出てくる「人間社会との距離」の問題である。

夜行性で生態研究が難しかったピューマだが、近年色々な事実が明らかになりつつある。
生まれた場所から3200キロ以上を移動した例、母を失った子を養子として育てりなど社会性を営む例…。

程よい距離を見つけて、うまく共存できれば良いなぁと思う。

◼︎ちょっと意外な、セイウチ
巨大な体に似合わないつぶらな瞳には視力は殆どないという。代その代わりに感覚器の役割をするのはヒゲと牙である。

水中に潜り食餌する様子が掲載されておりその迫力たるや、笑い事ではない。近距離でのアップ写真など化け物にしか見えない。
しかし見た目によらず愛嬌のあるのがきのセイウチという生物のようだ。
繁殖期には歌い、楽器のような音をたて、調子っぱずれな音にはツッコミを入れるという。

余談だが鳥羽水族館にはセイウチのショーがあるし、南知多ビーチランドではセイウチと触れ合うことができる。
どちらもセイウチのあまりの大きさ、距離の近さに驚くとともに、セイウチの頭の良さ、芸達者さを感じられるだろう。

(南知多ビーチランドのセイウチ)

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