(読書記録)「世界ぐるっと肉食紀行」

世界ぐるっと肉食紀行 」(西川 治/新潮文庫)

人によってはグロとしか取れないであろう文書・写真あり。
タイトル通り、筆者が世界各国(といっても割と偏りがある気がするけど)を食べつくす一冊。
牛、羊、内蔵系等々。

私個人は、獣臭いのが苦手なので、食べることは無いと思うのだけど、食文化という観点ではおもしろい。
料理というより素材的な着眼点なのと、味に対する言及が浅いこと、「私はこう思う」ではなく「みんなこう思ってる」「常識だよね」みたいな文章で全く好みではないのが残念。
本書を読む限り、経験は多いけど豊かではないのかなぁ。

以前読んだ本で、「豚、鳥、犬」の三種を移住の際の家畜のベースとしていたけど、羊も加えても良さそうだよなぁ。あまりなじみの無い家畜なので忘れてた。
実際世界的にはどうなんだろう。家畜としての紀元は新しいとか?別のことが気になってきた。

本書、シリーズになっていて、内容的には面白そうだけど、作者の文章が合わないので、他の本は買わないと思う。ちょっと残念ではある。