【絵本008】さわれる まなべる きょうりゅうたち

さわれるまなべるきょうりゅうたち」(ニニー ・絵、松永りえ・訳/パイインターナショナル)

表紙の卵に始まり、色とりどりの恐竜、体皮、歯などが特殊な紙になっており、正に触れる絵本だ。

「うろこみたいな かわでおおわれているんだよ」
の文章に思わず「羽毛恐竜は?」とツッコミを入れてしまったのだが、そこは絵本として寛大な心で受け止めよう。
後半にはちゃんと羽毛恐竜も紹介されている。
私の好きなアンキロサウルスが載っているのも高印象だった。

2013年が初版と新しい絵本で、書いてある内容も新しい感じがした。

子の誕生日プレゼントに、と頂いたのだが、様々なテクスチャは文章がわからない低月齢のころから楽しめそうである。
一方で、あまり小さいうちに与えて、せっかくの手触りに溢れる本が傷んでしまうのは、ちょっともったいない気もする。そういった意味では与えるタイミングが難しい。

本文は長いが全て平仮名で書かれていることから、年長さんくらいが対象かなぁ、という印象。
読み聞かせるより自分で読むのが楽しい、児童書よりの一冊である。