2014-01-01から1年間の記事一覧

【読書147】群青

「群青」(宮木あや子/小学館/ひたちなか市立図書館所蔵) ピアニストの由起子は病気療養のために訪れた島で漁師の龍二と出会い恋に落ちる…。 やがて女の子を身ごもり、だが、病のために父子を遺して帰らぬ人となった。 龍二と涼子、二人の親子をベースに、島…

【HM】紫色のスモック

お食事エプロンも使ってみたけれど、なぜか食べながら後ろを振り返るので脇が汚れてしまう。 いっそ、毎回フル着替えも考えたけど、服を作り足したり買い足すのは限度がある。そこでとりあえず、スモックを作ってみました。 型紙は「小さくてもきちんとした…

【読書146】 すばらしき特殊特許の世界

「すばらしき特殊特許の世界」(稲森謙太郎/太田出版/ひたちなか市立図書館所蔵) 越後製菓VSサトウ食品の切り餅特許戦争。最近ではアップルVSサムソンの特許戦争。 特許ネタがニュースを賑わせるようになってきた。出願者や出願内容がちょっと「特殊」な特許…

【読書145】コウノドリ2

「コウノドリ(2) 」(鈴ノ木ユウ/モーニングKC) 一巻が良かったので既刊を一気買いしてしまった。2巻目は人工妊娠中絶をテーマにした「未成年妊娠」、先天性異常である「無脳症」、陣痛室外での出産である「被膜児」、そして「喫煙妊婦(前編)」の四話が収録さ…

【読書144】 そして、奇跡は起こった! シャクルトン隊、全員生還

「そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還」(ジェニファー・アームストロング/評論社/ひたちなか市立図書館書蔵) 求む男子。至難の旅。 僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証無し。 成功の暁には名誉と賞賛を得る。アーネ…

【読書143】コウノドリ1

「コウノドリ(1)」(鈴ノ木ユウ/モーニングKC) 謎のジャズピアニスト、ベイビー。彼のライブでは2時間を超える演奏がなされることもあれば、わずか10分、激しく演じられることもある。 果たしてその正体は、施設育ちの産婦人科医、鴻鳥サクラ。本作は産婦人科…

【読書142】 山賊ダイアリー5(特装版)

「山賊ダイアリー(5)特装版」(岡本健太郎/講談社) 通常版が欲しかったのだけど、通常版が売り切れていたため特装版を購入。本編の他におまけがついていました。さて、「休猟期から今年の猟期開始」の5巻は山菜からはじまった。 つくしにタンポポ、タラの芽。…

【読書141】Google Earthでみる地球の歴史

「Google Earthでみる地球の歴史」(後藤和久/岩波科学ライブラリー/ひたちなか市立図書館書蔵) 「GoogleEarth」、それはGoogle社が提供している無料の地球儀ソフトウェアである。 世界中の衛生写真を地図上に貼り合わせて、あたかも地球儀であるかのように、…

【読書140】ガラシャ

「ガラシャ」(宮木あや子/新潮社/ひたちなか市立図書館書蔵) 細川ガラシャ。戦国時代から安土桃山時代にかけてのキリシタンとして著名な人物であるが、本書は細川ガラシャ、というよりは、明智玉子の物語である。キリスト教徒であった彼女、ではなく、彼女の…

【読書139】春狂い

「春狂い」(宮木あや子/幻冬舎/ひたちなか市立図書館書蔵)美しい少女は、その美しさ故に、子供であることを失い、父を失い、家族を失い、居場所を失い、自身を失った。 人より優れた容姿に向けられる好奇の目。子供であるが故に出される手。女であるために救…

【読書138】日本の恐竜図鑑:じつは恐竜王国日本列島

「日本の恐竜図鑑:じつは恐竜王国日本列島」(宇都宮聡・川崎悟司//ひたちなか市立図書館書蔵) 日本国内で発掘された化石から、太古の日本に生息していたであろう恐竜をまとめた図鑑。 福島県で発見されたフタバスズキリュウ、福井県の勝山竜ことフクイサウル…

【読書137】赤ちゃんの科学ーヒトはどのように生まれてくるのか

「赤ちゃんの科学」(マーク・スローン/NHK出版/ひたちなか市立図書館書蔵) 自分の妊娠出産をきっかけに、赤ちゃんに関する本を読むようになった。 読もうと思えば科学、医学、保育、教育はてはスピリチュアルまで、対象も母体、胎児、新生児、赤ちゃんと様々…

【絵本005】おつきさまこんばんわ

「おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4」(林 明子/福音館) この絵本は、私の記憶にはない絵本である。実家には180cm本棚まるまる一台分の絵本があった。 定期購読していたこどものともに科学のとも、その他母が気に入った児童文学。 三人兄弟だった…

【読書136】おっぱいの科学

「おっぱいの科学」(フローレンス ウィリアムズ/東洋書林/ひたちなか市立図書館書蔵) 乳房を前にすると大のおとなも赤ん坊並みに頭がぼんやりしてしまう。(6ページ)そう、乳房、乳、おっぱい。 みんな大好き、おっぱい。 おっぱいにまつわるあれやこれや。豊…

【読書135】パピヨン

「パピヨン」(田口ランディ/角川学芸出版/ひたちなか市立図書館書蔵) すごく久しぶりの田口ランディさん作品。スイス生まれの異端の精神科医、エリザベス・キューブラー・ロス。終末医療の先駆者でありながら、霊的な思想家であったため、医科学の世界を追わ…

【絵本004】いないいないばぁ

「いないいないばあ」(松谷みよ子/童心社) 赤ちゃん用の絵本、と考えた時に真っ先に思い浮かんだのが本書だった。 でも、自分では買うまい、と思っていた。絶対、どこかで誰かから頂ける気がしたから…!w私自身、読み聞かされたし、夫の実家にもまだ残ってい…

【読書134】サボり上手な動物たち――海の中から新発見!

「サボり上手な動物たち――海の中から新発見!」(佐藤克文・森阪匡通/岩波科学ライブラリー/ひたちなか市立図書館蔵書) 対象を記録するという手法の発明は、従来の手法、観察では「行動」に着目しがちであるが、記録することによって「行動しない」場面の存在…

【絵本003】だるまさんが

「だるまさんが 」(かがくいひろし/ブロンズ新社) 赤ちゃん向け。ページは厚紙ではなく、読み聞かせ用の一般的な絵本である。 赤いだるまさんがゆらゆらしながらの「だるまさんが」のいわゆる溜めのパートと、「にこっ」や「ぷっ」といった動作のパートが繰…

【読書133】シロアリ―女王様、その手がありましたか!

「シロアリ――女王様、その手がありましたか! 」(松浦健二/岩波科学ライブラリー/ひたちなか市立図書館書蔵) タイトルの通り、シロアリ本。 真社会的昆虫であるシロアリの生態や習性について語られた、まさしく生物体としてのシロアリ本。⚫︎シロアリはアリよ…

【読書132】パンデミック新時代

「パンデミック新時代―人類の進化とウイルスの謎に迫る」(ネイサン・ウルフ/NHK出版/ひたちなか市立図書館書蔵) パンデミック。病害の世界的な流行を指し、爆発的感染、とも訳される。 エボラ出血熱の感染者が過去最大となり、アフリカ以外の国で感染者が見…

【読書131】アグルーカの行方-129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極

「アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極」(角幡唯介/集英社/ひたちなか市立図書館書蔵) それからずいぶんと長い間、他の人間の姿を目にすることはなかった。(27ページ)冒頭として、なんという静謐感であろうか。北極だろうが南極だろう…

【HM】富士山シャツ

富士山柄の生地でシャツを作りました。型紙は「歩きはじめた子どものために―女の子にも男の子にも着てほしい」(神山二美/文化出版局)から。 布はAmazonさんで買ったこちら。 ボタンは手元にあった白のプラスチックボタンです。 後ろヨークとタックが可愛い。…

【HM】離乳食エプロン

離乳食が始まったのでエプロン作成してみました。 型紙はこちらから。 「あかちゃんの服、てづくりの服」(月居良子/文化出版局)バイアス嫌いだー。 よほどのことがないともう作らない気がする。 手首にゴムが入っているので汚れなくていいです。 まだ暑いの…

【読書130】校閲ガール

「校閲ガール」(宮木あや子/KADOKAWAメディアファクトリー/図書館) 久しぶりに宮木あや子さん作品。タイトルの通り、主人公の河野悦子は出版社で校閲の仕事をする校閲ガール。ファッション紙をこよなく愛し、ファッション紙編集部への異動を夢見ながら、ひた…

【読書129】タマゾン川 多摩川でいのちを考える

「タマゾン川 多摩川でいのちを考える」(山崎充哲/旬報社) かつては「死の川」と恐れられながらも、下水処理施設の建設により清らかさを取り戻した都市河川、多摩川。 清流で名高い四万十川と同等の清流へと蘇った多摩川であるが、近年新たな問題が持ち上が…

【読書128】動物による農作物被害の総合対策

「動物による農作物被害の総合対策: 最新の動物行動学に基づいた」(誠文堂新光社/ひたちなか市立図書館蔵書) 以前のアパートで鳩の巣に悩まされたことがあるので、獣害を受けている立場から言えば、本当に迷惑でストレスなのは重々承知なのだが、うっかり楽…

【読書127】幻獣ムベンベを追え

「え―と、それでぼくたちは怪獣を探しに行こうと思ってます」(11ページ)早稲田大学探検部。 毎年恒例の一泊MTGでの発言を発端として彼らの探検は始まった。 怪獣の正体はアフリカはコンゴ共和国のテレ湖に生息するといわれるUMA。通称コンゴドラゴン。現地語…

【読書126】赤ちゃん学を知っていますか?

「赤ちゃん学を知っていますか?―ここまできた新常識」(産経新聞「新赤ちゃん学」取材班/新潮文庫) 「赤ちゃん」研究の最前線を取材しまとめまたもの。 とはいっても、初出の新聞連載は2002年、現在は2014年なので、すでに12年前になる。 12年の間に新たな知…

6-7月導入品諸々

◾︎服 実母から。西松屋でロンパース、Tシャツなどなど。 2人で動物柄ばかり選んで後ほど夫に笑われる。また遊びに来た義両親から。 かっこいい…!恐竜柄甚平風です。涼しげー。 どこで私が恐竜好きとしった?と思ったけど、廊下にポスター貼ってあるわ。義祖…

【読書125】スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実

「スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実」(ルーク・ハーディング/日経BP社) 「事実は小説よりも奇なり」 ドキュメントを目にすると暫し思うことであるが、本書もまた、小説よりも奇なる実際の事件の経緯を追ったノンフィクションであった。…